(写真は、パナソニック 屋外コンセント WK4322)
良くあるご質問事項として、勘違いされる方が多い内容を挙げさせて頂きます。
Q1.
6kW充電器(倍速充電とも言われます)を接続したら、充電速度は速くなりますか?
A1.
はい。但し、車両側が対応していれば倍速で充電可能となります。
車両側が6kW又はそれ以上の普通充電速度へ対応している必要があります。
以下、本記事掲載時点の情報(日産サポートへも確認しました)
日産 リーフ40kW
⇒メーカーオプション(注文時のみ)を選択した場合に、6kW充電可。また、6kW充電へ接続時には常に6kW充電となります。
車両側での3kW/6kW設定といった、ユーザー任意の充電設定項目が無く、長期的にはバッテリー負担が掛かる事になります。(オプションを追加して、充電速度を取るかの判断が注文時に必要です)
日産 リーフe+(60kW)
⇒車載バッテリー量から6kW充電が標準。
同様に、車載側での充電速度設定はありません。(接続した充電器の速度で、車両側受入れが最大6kW)
日産 サクラ20kW
⇒車両側、普通充電最大3kW(正確には2.9kW)
ホンダ Honda e
⇒6kW対応。但し、車両側で充電速度調整や、充電状況の確認は出来ません。
参考:
三菱 アウトランダーPHEV も普通充電は3kW充電。
(そもそもCHAdeMO急速充電するとバッテリー負担が掛かりますが)
Q2.
上記車両や、日産 アリアで、充電開始(又は充電予約時)に充電完了を80%などとする充電率設定は可能か?
A2.
設定項目が無く不可。
タイマー終了時刻を充電率を想定した設定時刻とするか、アプリより手動で終了。
上記、Q1、Q2いづれも輸入車では設定可能な車両があります。
※日産 アリアはOTA(Over The Air)アップデート機能があり、今後のアップデートで突然追加となる可能性はゼロでは無いと思います。
’24/11/12追記:
ホンダ N-VAN e:では、アプリより充電率(80~100%)の設定が可能となっています。
このメーカーで出来るから他車も出来るのでは?といった事はなく、同じメーカーや車両、更に出荷時期によっても軽微な仕様変更で異なる場合があります。
メーカーの考え方や、世の中のニーズで仕様も都度変化するものと注意が必要です。
本題より少し離れますが、過去に、一時期ネット上でも話題となっていた内容ですが、日産 e-PEDAL(ワンペダル)の仕様が変わり、ワンペダルでの完全停止が出来なくなりました。(超低速時迄ワンペダルで、完全停止にはブレーキペダル操作が必要)
※OTA(Over The Air)アップデート
車載ディスプレイオーディオ等へ実装されている通信SIMカードにより、ディーラーへ行く事無くネット回線を利用した車載ソフトウェアの更新が可能で、ようやく国産車も実装となった機能。他車ではテスラやヒョンデが実装しています。
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