車種について

電気自動車(EV)

特徴

BEV(Battery Electric Vehicle)と表記される事もあり、車載充電池の電力によりモーター駆動100%で走行します。

車種によっては、遮音ガラスやタイヤの静音対策がされ、走行時には静かな車内を実現。普通充電及び急速充電が可能です。各国の政策からEVが今後のメインとなるのは、そう遠くない未来です。

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デメリット

自宅での普通充電(基礎充電)が可能であれば殆どの方が不満無く利用可能ですが、集合住宅の多くは補助金利用等による導入がようやく進んでいる状況です。

EVやPHEVの普及に伴い、首都圏近郊などエリアによっては充電待ちが増加しており、商業施設や高速SA・PA等での経路充電には、補助金による一層の導入継続が望まれます。

ガソリン車にも言える事ですが、車両本体の重量が電費に直結します。
航続距離を延ばすには、大容量充電池の搭載車両となる為、普段の走行距離に応じた車両の選定が望ましと言われています。
(写真はテスラ モデル3 新型)

プラグインハイブリッド車(PHEV)

特徴

エンジン駆動により走行&充電、必要に応じモーター駆動で走行も可能です。燃費や登坂性向上に寄与する仕組み。ハイブリッドとの違いは、ケーブルを接続しての充電(普通充電)が可能となっている点で、車種によっては急速充電も可能です。

※一部メーカーで過去PHVと表記されていた時期がありましたが、現在はPHEVと表記が変更されていますので、本サイトでもPHEVと表記させて頂きます。

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デメリット

EVの様に充電量を気にしなくて済む反面、購入時の車両価格アップや、同一車種ハイブリッド車と比較した場合に、重量増が挙げられます。
(写真はボルボ S90)

ハイブリッド車(HEV)

特徴

エンジン駆動により走行&充電、必要に応じモーター駆動で走行も可能です。燃費や登坂性向上に寄与する仕組み。なお、ケーブルでの充電は出来ません。

コストパフォーマンスが高い事からPHEVと共に販売台数が伸びている様です。

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デメリット

PHEVと同様。
(写真はトヨタ プリウス 新型)

シリーズハイブリッド車
(シリーズHEV)

特徴

モーター駆動100%で走行、必要に応じエンジンが掛かり車載充電池を充電します。
充電切れを気にせずにガソリン車と同じ感覚で利用出来る事、モーター駆動による機敏な走行が出来る事、と良い所取りをしている点がメリット。

更に、マツダよりケーブル充電が可能なシリーズプラグインハイブリッド車(シリーズPHEV)が発売されました。

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デメリット

ガソリン車同様に利用出来る反面、初期モデルはエンジンが掛かった際の違和感があったものの、最近のモデルでは改善されている様です。
高速利用比率の高い方には、不向きとする考え方もあります。
(写真は日産 オーラ)

燃料電池自動車(FCV)

特徴

燃料電池へ酸素と水素を取込む事で発電、モーター駆動で走行します。排出は水となる為に、これからの車と考えられています。

トヨタ ミライの例では、一充填の走行距離がグレードにより、メーカー参考値750~850kmです。
当初より遮音ガラスの採用など車格もありますが、社内の静音性が非常に高く、また車外でも写真の電源利用時でのエンジン始動タイミングでも近くでないと分からない程の仕上げとなっていました。

デメリット

以下の点が現状の問題点として挙げられます。
・水素ステーションが少ない(’23/12 時点、全国161ケ所)
一般社団法人次世代自動車振興センター
・営業時間終了が早い(’23/12/22 16:50 時点、営業中は104ケ所)
・専門のスタッフで無いと充填出来ない。(高圧ガス保安監督者1名以上)
(写真はトヨタ ミライ)

電動垂直離着陸機(eVTOL)

特徴

トヨタやスバルが、ジャパンモビリティショーで発表。

電動垂直離着陸機、eVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing)が、未来の移動・輸送手段として研究開発されています。

国交省 空の移動革命に向けた官民協議会

デメリット

当面、限定されたエリアでの実証実験となるものの、離島への人や緊急物資の輸送などに期待が掛かります。

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