電気自動車(EV)充電器工事の注意点

充電器の設置位置検討の際の優先事項

充電器の設置位置の検討においては、乗車している人の乗降性、充電時ケーブル取り回しと距離、車両動線上の安全等、トータルでの判断が必要となります。
充電器は一度設置すると、容易には動かせない為に、良くご検討される事をお勧め致します。

こちらで各車両の充電口位置を紹介しています。
電気自動車(EV)充電口の位置比較

日産 サクラ のケース

車両によっては、充電ケーブルの長さや仕様で、メーカーオプション(車両注文時にしか注文出来ない)とディ―ラーオプション(いつでも注文可)と違いがあり、購入時には注意が必要です。

メーカーオプション ディーラーオプション
充電ケーブル(コントロールボックス付)
200V 15m用/200V 3m用/100V 7.5m用
充電ケーブル(コントロールボックス付)
200V 7.5m用
(写真は日産 サクラ。車両は2.9kW充電対応)

殆どのケーブル付6kW充電器はケーブル長が約5mとなっており、一部ケーブル長7m以上の充電器もありますが、高額でもあり、本サイト内に各車両充電口一覧を掲載しておりますので、充電器工事の際に参考として頂けたら幸いです。
車両側充電能力と充電器能力を合わせるか、ご予算があれば、将来を見据えて6kWとする判断も有りです。

 

商業施設のケース

車両動線が考慮されていない課金設備位置(手が届かない)となっている施設があるのと同様に、一部の施設で折角の充電設備が残念な場所へ設置されているケースがあります。駐車場内混雑を避ける意味からも、事故リスクを減らす事からも、施設の設計者様には十分に検討をして頂きたい部分です。

・立体駐車場の階上へ上がった直後付近の充電スペース
・車両動線的に曲がった直後付近の充電スペース
・充電車両により、そもそも施設の充電ケーブルが届かない為に、充電する為には、隣の駐車スペースへの一部侵入か、車両ボディへのケーブル接触が必要となる。(後付け設置が多い状況で、中々困難な部分かも知れません)

 

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